『世界の文字を楽しむ小辞典』,町田和彦編,大修館書店,2011年
この本は,ことばを書き記すための文字に関する様々な話題が実に簡潔に分かりやすくまとめられており,文字に興味を持つ人にはこの上なくたまらない内容となっている。
本のあちこちには私が見たこともない文字がいろいろと並んでおり,それらを眺めるだけでもとても楽しい時間を味わえる。
文字という以上,実際にその文字を見てみたいという欲求をこの本は満たしてくれるのである。
よくこれだけ数多くの文字に関する話題を集めることができたものだと感心しきり。
同時にそれらの文字に関する記述を書くことができる研究者が日本にいるということも驚きである。
本の巻頭部分には世界の文字の系統図があり,それを眺めるだけでも世界の文字がどのような生い立ちで現在に至っているのかを知ることができる。
あまりに面白い内容の本なので,一気に読み終えてしまった。
ちなみに,この本は図書館から借りてきて読んだ本なので,また読みたいときには,図書館に足を運ばなければならない。
そうなったら,そうなったで,それを機会に新しい本に出合えるかもと思うと,それもまた楽しいものである。
